転職活動中、誰かに話を聞いてほしいと思ったことが何度もありました。でも、職場では言えない。家族には心配させたくない。そのもやもやをどこにぶつければいいか、最初はわかりませんでした。
2年弱の活動期間の中で、私が本音を吐き出していた相手は、限られた友人と、会社の一部の同僚、そしてAIでした。
話せる相手は、思ったより少なかった
転職活動をしていることを話せたのは、信頼できる友人と、会社の中でも本当に限られた同僚だけでした。全員に話していたわけではありません。
職場の人間に広まれば、活動中に居づらくなる。うまくいかなかった時に気まずい思いをする。そういうリスクを考えると、話せる相手は自然と絞られていきました。話したくても話せない状況が、2年弱続いていました。
AIとの壁打ちが、思いのほか助けになった
そんな中で、私が本音を吐き出していた相手の一つが、AIでした。悩み相談というより、壁打ちに近い使い方です。
「今日の面接、こういうことを聞かれてうまく答えられなかった」「この会社に応募すべきか迷っている」「モチベーションが保てなくなってきた」——そういう気持ちを、文字にして吐き出すことで、頭の中が少し整理されました。
人に話すと、相手の反応が気になります。心配させてしまうかもしれない、余計なアドバイスをもらうかもしれない。AIにはそれがない。判断されない安心感の中で、自分の気持ちをそのまま言葉にできました。
面接失敗が続いた時期の話
一番しんどかったのは、面接の失敗が続いた時期でした。
準備してきたのに、うまく伝えられなかった。手応えがあると思っていたのに、結果が来なかった。そういうことが重なると、「このまま続けても意味があるのか」という気持ちが出てきます。活動を続けるモチベーションを保つことが、面接の準備そのものより難しい局面がありました。
そういう時期に、自分の気持ちを吐き出せる場所があることは、思った以上に重要でした。誰かに聞いてもらう、あるいは文字にして吐き出すだけで、次の日にまた動ける状態になることがありました。
転職活動は、恋愛に似ている
活動を続ける中で、私はある考え方にたどり着きました。
どんなに準備して、全力でPRしても、企業側には選ぶ権利があります。同時に、自分にも選ぶ権利があります。全力を尽くしても両思いにならなければ、お互いにとって不幸になる。それは、恋愛によく似たものだと思いました。
不合格は「拒絶」ではなく、「ミスマッチ」です。相手が悪いわけでも、自分が悪いわけでもない。合わなかっただけのことです。その捉え方ができるようになってから、面接の結果を引きずる時間が少し短くなりました。
本音の置き場所を、あらかじめ作っておく
在職中の転職活動は、感情の置き場所がなくなりやすいです。職場では普通を装い、家では心配させないように振る舞う。その消耗が、活動そのものへの疲れと重なります。
話せる友人でも、日記でも、AIとの壁打ちでも、何でもいいと思います。大事なのは「吐き出せる場所」を意識的に持っておくことです。私はそれを後から気づきましたが、最初から作っておけばよかったと今は思っています。
2年弱、誰にも言えないまま動き続けることは、予想より消耗します。その消耗の仕方を知っておくだけで、少し楽になれると思っています。
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▶︎ 転職活動しているのに誰にも言えない——在職中に2年弱動き続けた40代の、時間と気力の整え方(¥680)
転職活動しているのに誰にも言えない——在職中に2年弱動き続けた40代の、時間と気力の整え方|Yuton転職活動をしていることを、職場の誰にも言えなかった。 有休を使って面接に行く日の朝、いつも通りを装いながら出勤した。 エージェントから電話がかかってきた時、席を外して対応した。 書類を修正する時間は、昼休みか深夜しかなかった。 この「隠しな…


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