転職を考え始めたとき、最初に不安になったのは「いつ終わるのか分からない」という感覚だった。
在職中に動くと決めていたから、収入の心配はなかった。ただ、「このまま半年経っても決まらなかったら」「1年経っても内定が出なかったら」という問いが、頭の片隅にずっとあった。転職活動の期間がどれくらいになるのかを、誰かに正直に聞きたかった。
結論から書く。私の転職活動は、エージェントに登録してから内定を承諾するまで、約11ヶ月かかった。50社に応募し、内定を2社からもらった。40代・管理職という条件で、在職中に動き続けた結果がこの数字だ。
40代管理職の転職活動は「半年〜1年」が現実的
一般的に転職活動の平均期間は3〜6ヶ月と言われることが多い。ただ、40代・管理職という条件では、その目安をそのまま当てはめるのは難しい。
管理職クラスの求人は、そもそも数が限られている。20代・30代向けの求人と違い、「管理職候補」ではなく「即戦力の管理職」を求める求人に絞られるため、応募できる企業数が最初から少ない。書類選考を通過できる確率も、若手より厳しくなる場面がある。
さらに、内定が出てからも即決できない事情が40代には多い。年収・役職・将来性・家族への影響——これらを総合的に判断するには、時間がかかる。私も1社目の内定を受け取った後、数週間かけて検討し、最終的に辞退した。焦って決めると後悔する、と体感したのはその経験があったからだ。
私の転職活動タイムライン
実際の流れをざっくり書いておく。
転職を考え始めてから、エージェントに登録するまでに数ヶ月かかった。「登録したら何か始まってしまう」という感覚があり、準備が整ってからにしようと先送りにしていた時期がある。今思えば、その躊躇はもったいなかった。登録して初回面談を終えてみると、構えて臨む必要はなかったと気づいた。
エージェント登録後は、書類応募と面接が断続的に続く期間が半年ほどあった。週に3〜4時間、平日の夜や土日を使って活動した。求人のチェック、担当者とのやり取り、書類の修正、企業リサーチ、面接準備——それらを在職中の隙間時間に細切れに積み重ねた。
活動の序盤は書類選考で落ちることが続いた。管理職経験があることと、その経験が書類で伝わることは別の話だと、このフェーズで痛感した。職務経歴書を企業ごとに調整しながら修正を重ねていくうちに、少しずつ通過率が上がっていった。
期間を長引かせないために意識したこと
活動が長くなる中で、自分なりに意識していたことが二つあった。
一つは、最初から「1年間やってみる」と期限を決めたことだ。期限がないと、だらだらと続けてしまうか、途中で諦めてしまうかのどちらかになりやすい。「1年やってダメなら一度立ち止まる」と決めることで、活動中にブレにくくなった。
もう一つは、判断軸を言語化したことだ。転職活動の序盤は、求人を見るたびに「これでいいのか」と迷っていた。何を優先するかが言語化できていなかったからだ。「管理職として無理をし続けなくていい環境か」「自分の経験が活かせる場所か」という判断軸を言葉にしてからは、求人を見たときに迷う時間が減った。エージェントとの面談も、方向性がブレなくなった。
「早く決めないと手遅れになる」という焦りについて
40代の転職活動をしていると、「年齢的にそろそろ限界では」という焦りが出てくることがある。エージェントから「このタイミングは貴重です」と言われることもある。
ただ、焦って決めた転職ほど後悔しやすいと、自分の経験から感じている。1社目の内定を受け取ったとき、少し焦る気持ちがあった。「これを断ったら次はないかもしれない」という感覚だ。それでも、条件と実態のズレが気になり辞退した。その判断は正しかったと今でも思っている。
40代の転職は、スピードより納得感が重要だ。半年〜1年という期間を前提に、腰を据えて取り組む方が、結果的に納得のいく転職につながりやすい。
在職中の転職活動は、誰にも言えないまま一人で動き続ける。週3〜4時間の隙間で11ヶ月動き続けた「時間の作り方」と「気力の保ち方」を、ブログには書けなかった粒度でnoteにまとめました。
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転職活動しているのに誰にも言えない——在職中に2年弱動き続けた40代の、時間と気力の整え方|Yuton転職活動をしていることを、職場の誰にも言えなかった。 有休を使って面接に行く日の朝、いつも通りを装いながら出勤した。 エージェントから電話がかかってきた時、席を外して対応した。 書類を修正する時間は、昼休みか深夜しかなかった。 この「隠しな…



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