40代管理職が転職活動で使ったお金と時間の全記録|11ヶ月・50社・内定2社・総コスト約5万円の現実

40代管理職の転職体験談

転職を考え始めたとき、ふと不安になったことがある。

「いくらかかるんだろう」という、お金の不安だ。スーツを新調しなければならないか。交通費はどうなるか。書籍や講座にも投資が必要か。在職中に活動するとして、どれだけの時間が取られるのか。

調べてみても、「人によって違います」という答えばかりで、具体的な数字がなかなか出てこなかった。

だから今回は、自分の11ヶ月間の転職活動でかかったコストを、できるだけ正直に、全部書いておく。これから動こうとしている人の、一つの参考になれば十分だ。


お金のコスト全記録

結論から言うと、総額で5万円以内に収まった。

内訳はこうだ。

交通費:ほぼゼロ円

面接に呼んでもらえた企業は、ほとんどのケースで交通費を支給してくれた。大手企業はもちろん、中堅規模の会社でも「実費精算します」と当然のように言われた。転職活動においては、交通費は企業が負担するケースが多いということを、活動を始めてから初めて知った。

スーツ・靴・衣類:ゼロ円

管理職として長年働いていたこともあり、スーツはすでに数着あった。面接のたびに新調する必要はなく、手持ちのもので乗り切った。「転職活動のためにスーツを買う必要があるか」と悩んでいる人は、まずクローゼットを確認することをおすすめする。

書籍・有料AIサービス:月3,000円 × 12ヶ月 = 約36,000円

これが最大の出費だった。ビジネス書を数冊と、AIツールへの課金(職務経歴書の見直しや面接準備の思考整理に活用した)がほとんどを占める。ただ、これは転職活動のためだけではなく、純粋な教養のためでもあったので、転職専用のコストと言い切れない部分もある。

カフェ・その他(場所代・写真代など):8,000円程度

自宅以外で書類を書いたり、企業のリサーチをしたりする時間が必要だった。図書館も使ったが、集中したい日はカフェを選ぶことも多かった。あとは証明写真代が数回分。すべてひっくるめて1万円を下回った。


【お金のまとめ】

項目金額
交通費ほぼ0円
スーツ・衣類0円
書籍・AIサービス約36,000円
カフェ・雑費約8,000円
合計約44,000円

正直、活動前に想像していたより、ずっと少なかった。


時間のコスト全記録

お金よりもずっと重かったのが、時間だ。

活動期間:11ヶ月

転職サイトに登録してエージェントと初回面談をしたところから、内定を受諾するまで、約11ヶ月かかった。長いと感じる人もいるだろう。自分でも、途中で「いつ終わるんだろう」と思った瞬間が何度かあった。

週あたりの活動時間:平均3〜4時間

在職中の活動だったので、まとまった時間は取れなかった。平日の夜に1時間ほど、土日のどちらかに2〜3時間、というペースが続いた。求人のチェック、エージェントとのやり取り、書類の作成、企業リサーチ、面接の準備。それらを細切れに積み重ねていった。

計算するとこうなる。

11ヶ月 × 約4.3週 × 平均3.5時間 = 約165時間

165時間。改めて数字にしてみると、それなりの量だ。フルタイムで換算すれば、1ヶ月弱の稼働に相当する。

応募・選考の数字

フェーズ
応募社数50社
1次面接通過14〜15社
最終面接到達6社
内定2社

書類選考の通過率は約3割。ただしこの数字には、純粋に「自分の市場価値を確かめたい」という気持ちで試しに出した応募も含まれている。条件を絞らず、書類がどこまで通るかを測る目的で動いた時期があった。

リクルートエージェントで聞いた話では、40代の転職希望者は書類通過率が10%を超えれば優秀と見なされるらしい。担当者からも「経歴と実績の内容はかなり良い」と言ってもらえていた。3割という数字は、決して悲観するものではなかった。


一番削られたのは、お金でも時間でもなかった

活動6ヶ月目、最終面接で2社連続して不採用になった。

1社目は、手応えがあると思っていた。面接官との会話が噛み合っていたし、職務経歴書に書いた実績にも明確に関心を持ってもらえていた。だから結果を聞いたとき、素直に「なぜか」が分からなかった。

その3週間後、2社目の最終面接も落ちた。

このときが、11ヶ月間で一番しんどかった。お金でも、時間でもなく、「自分の何が足りなかったのか」という問いが頭を離れなかった期間が続いた。

それでも活動を続け、最終的には2社から内定をもらうことができた。結果として選んだのは1社だが、選択肢が複数あったことで、条件交渉の場に立てたことも大きかった。

活動を楽しめた部分があったのも正直なところだ。しんどいことも確かにあったが、自分のキャリアを言語化し、市場に問い続ける経験は、消耗というより蓄積に近かった。


まとめ|転職はコストか、投資か

お金は約44,000円。時間は約165時間。そしてそれ以上に、見えないエネルギーを使った11ヶ月だった。

ただ振り返ってみると、転職活動の時間は「消費」ではなく「蓄積」だったと感じている。自分のキャリアを言語化し、他者に説明し、市場から評価を受ける経験は、転職の成否に関わらず、今の自分の土台になっている。

転職を「リスク」と考えるか「投資」と考えるかは、結局のところ本人次第だ。ただ少なくとも、コストだけを理由に踏み出せないでいる人には言いたい。思っているより、お金はかからない。時間は確かにかかる。でもその時間は、無駄にはならない。


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40代管理職が転職活動を始める際に、私が最初に実践した7つの行動を紹介。市場価値の確認から情報収集まで、無理なく進める方法をまとめています。

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40代管理職として転職活動を行った筆者が、実際に利用した転職エージェント3社を体験談ベースで比較。各社の特徴や向いている人の違いを整理しています。

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Yuton|note
40代・管理職として働く中で、「このままでいいのか」と悩み続けた末に転職を経験。このnoteでは、転職ノウハウではなく、迷い・判断・後悔といった思考の過程を実体験ベースで書いています。ブログ「40代管理職の転職リアルノート」を運営しています…

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