第31話:40代管理職の市場価値はどこで決まる?1社経験でも通用する人の条件

40代管理職の転職体験談

はじめに

「この会社の外で、自分は通用するのだろうか?」

40代になり、部下を持ち、責任も増えた。

社内評価も悪くない。年収も安定している。

それなのに、ふとした瞬間に不安がよぎる。

・この会社が傾いたら?

・役職が外れたら?

・自分のスキルは他社でも評価されるのか?

・1社しか経験していない自分は、時代遅れなのか?

若い頃は「経験不足」が不安だった。

40代の不安は違います。

“確認できないこと”が不安なのです。

私は1社で20年以上勤めてきた管理職です。

安定も、不安も、両方を経験してきました。

この記事では、

・40代管理職の市場価値は何で決まるのか

・1社経験は本当に不利なのか

・リスクなく市場価値を確認する方法

を、煽らず、現実的に整理します。

転職を勧める記事ではありません。

ただ、

「今の自分の立ち位置を知りたい人」には確実に役立つ内容です。

40代管理職の市場価値はなぜ見えにくいのか

40代になると、多くの人が社内ではそれなりの立場になります。

・課長

・部長補佐

・マネージャー

・係長クラス

社内評価はある程度固まっています。

しかし問題はここです。

社内評価=市場評価ではない

会社の評価は、その会社の基準です。

・社内政治への適応力

・社風へのフィット

・その会社特有の業務知識

これらは、必ずしも外で通用するとは限りません。

だから市場価値が見えにくい。

さらに40代は、

・年収が上がっている

・家族がいる

・責任が重い

簡単に動けない。

だから余計に「確認できない不安」が積み重なります。

40代管理職の市場価値を決める3つの要素

では、市場価値は何で決まるのか。

肩書きではありません。

会社名でもありません。

大きく分けて3つです。

① 再現性のある実績

「売上を伸ばしました」では弱い。

・どんな課題があったか

・何を変えたのか

・なぜそれで改善したのか

これが説明できるか。

他社でも再現できる形になっているか。

これが一番重要です。

② マネジメントの汎用性

管理職の仕事は、

・部下育成

・目標管理

・改善活動

・他部署調整

などです。

これは業界が変わっても必要とされるスキルです。

ただし、

「うちの会社ではこうだから」

で終わってしまうと、汎用性が伝わりません。

自分のマネジメントが

“どんな環境でも通用するか”

ここが問われます。

③ 数字で語れるか

市場は感情ではなく、数字で判断します。

・コスト〇%削減

・生産性〇%向上

・離職率改善

・教育制度構築

数字で語れない実績は、評価されにくい。

40代管理職がやりがちなのは、

「頑張ってきた」

「大変だった」

という物語化です。

市場はそこを見ません。

1社しか経験していないと不利なのか?

結論から言うと、

一概に不利ではありません。

1社で20年以上いることは、

・業界知識の深さ

・専門性

・継続力

という強みになります。

問題は経験の数ではなく、

言語化の深さです。

・自分は何ができるのか

・どんな課題を解決できるのか

・それは他社でも使えるのか

これが整理されていないと、

「1社しか経験していない=狭い」

と見られてしまう。

逆に整理できていれば、

「この領域なら任せられる人」

になります。

※1社経験の価値については、こちらの記事でより具体的に整理しています。

→【1社しか経験していない私は時代遅れなのか?】

市場価値を確認する一番安全な方法

ここまで読んで、

「結局、自分はどうなのか?」

と思った方もいるはずです。

市場価値を確認する方法はいくつかありますが、

一番安全なのは、

転職エージェントに登録して話を聞くだけです。

ここで大事なのは、

「今すぐ転職する気はない」と最初に伝えること。

登録=転職ではありません。

登録は、

自分の現在地を知る行為です。

私もそうでした。

正直、動く気はありませんでした。

ただ、

・同年代の求人水準

・求められているスキル

・年収レンジ

を聞くだけで、

今の会社での立ち位置が客観視できました。

それだけで、不思議と視界が変わります。

今の仕事への向き合い方も変わります。

動くかどうかは、確認してからでいい

40代は簡単に賭けに出られる年齢ではありません。

だからこそ、

動く前に、知る。

焦る前に、確認する。

それだけで十分です。

私は長い間、

「このままでいいのか?」

と悩みながら、何もせず時間を過ごしました。

あのとき、

一度でも外の基準を知っていれば、

もっと冷静に未来を考えられたと思っています。

もし今、

少しでも不安があるなら、

それは弱さではありません。

責任を背負っているからこそ感じる正常な感覚です。

その感覚を、放置しない。

確認するだけでもいい。

そこから、すべてが始まります。

※転職エージェントや市場価値の確認についてはこちらの記事で詳しく解説してます。


最後に

「40代管理職が動けない本当の理由」

「安定と不安の間で揺れる思考」

については、note第二弾でより踏み込んで書いています。

40代管理職として、
私が一番苦しかったのは
「動けない自分」を責めることでした。

そのとき手放してよかった思考を、
7つにまとめています。

派手な成功談ではありませんが、
もし今、同じ場所で立ち止まっているなら
何かヒントになるかもしれません。

40代管理職が転職で「捨ててよかった思考」7選― 動けなかった私が、一歩踏み出せた理由 ―|Yuton
このnoteは、40代管理職として転職を考えながらも動けなかった私が、 実際に手放して前に進めた「思考のクセ」を7つに整理しました。 ノウハウではなく、決断できなかった当事者の思考ログです。 ※気になる項目から読んでいただいても大丈夫です。...

40代管理職の職務経歴書で悩んでいる方へ

転職エージェントを使うかどうか以上に、

実は「職務経歴書の書き方」で結果は大きく変わります。

私自身、

・製造業

・1社経験

・40代管理職

という立場で、

書類で何度も落ちました。

ですが、

“書き方の視点”を変えただけで通過率が変わりました。

実際に落ちた内容と、

通過した改善例を具体的にまとめています。

▶︎ 40代管理職の職務経歴書改善例はこちら(note・480円)

40代管理職の職務経歴書はなぜ通らないのか?実際に落ちた実例と通過した改善例【製造業・1社経験】|Yuton
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書類が通った後に待っているのは、面接です。

40代管理職が評価される答え方には「型」があります。

そのまま使える実践テンプレをnoteにまとめました。

経験を語るのではなく、価値を証明する。

そのためのフォーマットです。

note第四弾:40代管理職のための面接回答テンプレ集― そのまま使える実践フォーマット ―

40代管理職のための面接回答テンプレ集― そのまま使える実践フォーマット ―|Yuton
このnoteは、 40代管理職が面接で評価されるための“回答テンプレ”を まとめた実践用フォーマット集です。 ・自己紹介1分テンプレ ・転職理由/退職理由の安全な型 ・マネジメント経験の語り方(数字の入れ方) ・強みの言語化フォーマット ・...

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