第15話:40代転職後に感じた期待値のズレ|管理職経験者が役割を再定義した話

40代管理職の転職体験談

はじめに

転職前、私は「管理職経験者としての即戦力」を求められていると理解していました。

実際、面接の場でもその前提で話は進み、役職についても双方合意のうえで主任スタートとなりました。

ただ、転職後に直面した現実は、想像していたものとは少し違っていました。

役職は主任。

しかし現場では「管理職経験者だから、もう分かっているはず」「すぐに判断できるはず」と

いった、役職以上の期待が自然と寄せられていたのです。

今回は、40代で転職後に感じた「期待値のズレ」と、そこから自分の役割をどう再定義してきたのかを、率直に書いていきます。

この記事でわかること

• 40代で転職後、なぜ「役割が曖昧」に感じやすいのか

• 管理職経験者が転職後に過度な期待を受けやすい理由

• 私が転職後に意識してきた役割の再定義の考え方

転職後に感じた「思っていたのと違う」という違和感

転職先は、本社からの出向という立場で、比較的規模の小さい工場でした。

現場は忙しく、人手にも余裕があるとは言えない環境です。

最初に感じた違和感は、役割が明確に定義されていないことでした。

• 何を決めていいのか分からない

• どこまで踏み込んでいいのか判断がつかない

• それでも「即戦力」としての成果は期待されている

指示が細かくあるわけではありません。

一方で、「自分で考えて動いてほしい」という空気は強く感じました。

この状態は、決して珍しいことではないと思います。

特に40代で転職し、管理職経験がある場合、期待が先行しやすい環境に置かれがちです。

なぜ管理職経験者は期待値が膨らみやすいのか

振り返ってみると、この期待値のズレは、誰かの悪意によるものではありませんでした。

理由は単純で、「管理職経験者」という肩書きが持つイメージです。

• 課題を見つけられる

• 判断が早い

• 組織を俯瞰できる

こうした期待は、ある意味では正しい部分もあります。

しかし、会社や現場が変われば前提条件もまったく違うという事実は、意外と見落とされがちです。

現場の人間関係

暗黙のルール

過去の経緯

これらを理解しないまま正解を出すことはできません。

それでも「管理職をやってきた人だから分かるよね」という無言の期待は、自然と積み上がっていきます。

私が意識した「役割の再定義」

この状況で、私が最初に意識したのは、無理に期待に応えようとしないことでした。

代わりに、次の3点を自分の役割として設定しました。

① まずは現場を理解することを最優先にする

判断を急がず、現場の話を聞く。

過去に何があり、なぜ今のやり方になっているのかを理解することに時間を使いました。

② 正解を出すのではなく、選択肢を整理する

「こうすべきだ」と決めつけるのではなく、

「こういう選択肢があります」と整理して共有する立場に回りました。

③ 決める人を支える役割に徹する

最終判断は、その組織の責任者が行うものです。

私は、その判断がしやすくなる材料を揃える役割に徹しました。

このスタンスに切り替えたことで、自分自身のストレスも大きく減りました。

40代で転職して感じた大切なこと

転職後しばらくして気づいたのは、役職よりも信頼の方が重要だということです。

• すぐに成果を出すことより、継続的に関わること

• 正解を示すことより、対話を重ねること

• 期待に応えることより、期待を調整すること

40代の転職は、若い頃のような「勢い」だけでは進めません。

その分、経験をどう使うかが問われます。

まとめ|期待値のズレは失敗ではない

40代で転職すると、想像していた以上に「ズレ」を感じる場面があります。

役割、期待、評価――そのどれもが、最初から噛み合うとは限りません。

ただ、このズレは失敗ではなく、調整すべきプロセスだと今は思っています。

転職後に違和感を覚えている方がいたら、

「自分だけがおかしいのではない」ということを、この記事を通じて伝えられたら嬉しいです。

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