はじめに
転職後しばらくは、「期待されているのに、信頼はされていない」
そんな感覚を強く感じていました。
40代管理職として中小企業から大手企業へ転職し、
本社所属のまま規模の小さい工場へ出向。
役職は主任で、管理職スタートではないことは面接時から双方合意済みでした。
それでも現実には、
• 即戦力としての期待
• 役割が曖昧な立ち位置
• 出向者という微妙な距離感
こうした状況の中で、
どうやって職場の信頼を築いていったのか。
この記事では、
転職後の最初の半年で「意識して実践したこと」を
40代管理職の実体験としてまとめます。
転職直後に気づいた「信頼はゼロから始まる」という現実
前職での実績は、ほぼ通用しなかった
管理職経験やこれまでの実績は、
転職先では「参考情報」でしかありませんでした。
• どんな考え方をする人なのか
• 現場を理解しようとする姿勢があるか
• 一緒に仕事がしやすいか
こうした部分を、
一から見られている感覚がありました。
期待と信頼は別物だった
「経験者だからできるはず」という期待はある。
しかしそれは、信頼とは違います。
信頼は、
一緒に働く中で少しずつ積み上げるものだと痛感しました。
最初の3ヶ月で意識して「やらなかったこと」
前職のやり方を押し付けない
転職直後は、
「前の会社ではこうしていました」と言いたくなる場面が多くありました。
しかし私は、意識的にそれを封印しました。
• 比較しない
• 否定しない
• まずは理解する
この姿勢を貫くことが、
結果的に信頼につながったと感じています。
成果を急がなかった
早く結果を出したい気持ちはありましたが、
• 目立つ改善提案
• 大きな変革
よりも、
• 現状把握
• 失点しない行動
を優先しました。
信頼を得るために実践した5つの行動
① まず「聞く側」に徹した
自分の意見を出す前に、
• 現場はどう考えているのか
• これまでの経緯は何か
を徹底的に聞きました。
「どう思いますか?」
「これまでどんな課題がありましたか?」
この問いかけを繰り返しました。
② 小さな約束を必ず守った
• 期限を守る
• 共有すると言ったことは必ず共有する
• 連絡を後回しにしない
当たり前のことですが、
信頼はこうした積み重ねでしか生まれないと実感しました。
③ 判断する時は「理由」を説明した
何かを判断する場面では、
• なぜそう考えたのか
• 他の選択肢はなかったのか
背景を丁寧に説明しました。
一方的に決めない姿勢は、
少しずつ受け入れられていきました。
④ 出向者としての立場を意識した動き方をした
私は「仕切る役」ではなく、
• 本社と現場をつなぐ
• 情報を整理する
• 調整役に徹する
このポジションに自分を置きました。
結果的に、
「いてくれると助かる存在」
として認識されるようになりました。
⑤ 感謝と評価を言葉にした
• 「助かりました」
• 「この対応はすごく良かったです」
こうした言葉を、
意識して口に出しました。
小さなことでも評価されると、
人は自然と心を開いてくれます。
半年後に感じた職場の変化
相談される機会が増えた
公式な役職以上に、
• 意見を求められる
• 判断を相談される
場面が増えてきました。
自分の提案が通りやすくなった
信頼関係ができた後の提案は、
以前よりもスムーズに受け入れられるようになりました。
40代管理職の転職後に一番大切だと思ったこと
転職後に最も大切だと感じたのは、
• 立場ではなく「姿勢」
• スキルより「関係性」
• 焦らないこと
40代の転職は簡単ではありません。
しかし、経験があるからこそ
時間をかけて信頼を築く力があるとも感じています。
まとめ
転職後すぐに結果を出そうとしなくていい。
まずは理解し、信頼を積み重ねる。
それが結果的に、
一番の近道でした。
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